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2026年度版|プロゲーマーも参加する(ほぼすべての)格ゲーの大会やルール、賞金のまとめ記事

 各タイトルの公式大会やプロリーグのルールなどについてまとめました。また、賞金額やプロゲーマーの生計の立て方についても触れます。


Ⅰ格ゲーのトーナメントシーンの共通部分

①コミュニティ大会への依存度が高い

 格闘ゲームはコミュニティ大会に依存してトーナメントシーンが維持されています。
 世界中のコミュニティ大会(オープントーナメント)を活用して、上位入賞者へのポイント付与や、優勝者を公式世界大会に招待する形式を採用しています。
 つまり、世界一を決めるための公式大会は行われていますが、その出場権の多くはコミュニティ大会での成績で決定されるということです。
 日本国内であれば公式大会が行われる場合もありますが、タイトルによってはコミュニティ大会に置き換わっている場合もあります。
 また、スマブラは公式大会以上にコミュニティ大会での実績がプロとしての評価につながるため、コミュニティへ依存度がより高いです(詳細は後述)。

②共通のルール

 基本的にはオープントーナメントかつダブルエリミネーション形式が採用されます。基本的には2本先取でそのプレイヤーの勝利となり、上位の試合では3本先取になります。
 ただし、タイトルによっては全試合3本先取のタイトルもありますので、各大会のルールを確認してください。
 また、プロリーグや世界決勝大会のような上位プレイヤーを集めた大会は、ルールが異なる場合が多いです。

③格ゲープロの収入

 格ゲープロの収入源は大会の賞金だけではなく、スポンサーやチームから支払われる賞金や配信での投げ銭や広告収入、企業案件が多くの割合を占めています。
 そういう意味ではプロゲーマーはストリーマー的な活動もしています。
 
スマブラは公式大会の賞金はなく、他の格ゲーでもスト6の優勝賞金100万ドルや餓狼伝説CotWの優勝賞金150万ドルを除けば賞金額が少ないため、賞金だけでは食べていけるプレイヤーはいないといっても良いでしょう。

ⅡスマブラSPの場合

①コミュニティ大会がメインのプロシーン

 スマブラの場合、コミュニティのトーナメントシーンは1vs1でアイテムなし、ステージギミックが小さいステージが採用され、選手の間でステージを選択するルールとなっています。
 大会によって使用可能なステージが異なる場合もあり、新作発売直後はその傾向が強かったです。
 そして、プロを中心とした競技プレイヤーはコミュニティ大会での結果をもとに実績や人気を得てプロゲーマーとなる点が特徴的です。

 スマブラSPは全世界で3,776万本売れています(2026年3月現在)。
 国内でさえ839万本(2026年3月現在)の販売実績があるソフトです。

 そのため、1vs1を競技的に行うプレイヤーの割合が少なくてもスマブラのルールを知っているプレイヤーの数が多く、競技的にスマブラSPを遊ばないプレイヤーでもルールは分かっている点が強みです。
 大会配信はもちろん、プロプレイヤーの配信や動画を見る人が多いため、大会を見る人が増えやすいのだと思います。
 加えて、世界中で大小問わずコミュニティ大会が行われており、そのコミュニティ大会を配信するチャンネルの運営者もいます。

 大型大会だと配信の合計同時接続で10万人を超えることがあり、アップデートが行われなくなっても人気が衰えていないどころか、大会参加者が増えている状態です。

 日本の場合は篝火(最大3000人規模)やウメブラ(最大1300人規模)のような大規模大会が年に数回開催されており、海外でもアメリカでは同規模の大会が開催されております。
 すべて非公式のコミュニティ大会であり、その他にも大小さまざまな大会が行われています。
 特に日本では南関東以外の地域も含めて128~512人規模の大会が月数回ペース開かれているため、選手が出場できる大会に困らないというのも強みです。

②主な国内配信団体

Ⅲストリートファイター6

①オープン大会

 格闘ゲームの元祖である『ストリートファイターⅡ』の最新作であり、前作ストリートファイターⅤを含めて格ゲープロシーンの源流となったタイトルです。
 2026年6月時点で、全世界700万本、国内100万本売り上げていました。
 大会名はカプコンプロツアー(CPT)決勝大会はカプコンカップです。
 賞金総額が全格ゲーの中で2番目に多く、2026年度はおおよそ賞金総額1
30万ドル(約3億円)であることがアナウンスされています。
 
また、ここ数年の傾向として上位入賞者には翌年度に行われるサウジアラビア主催の大型大会『Esports World Cup』への出場権も付与されています。
 現在は8つのオフライン大会のポイントランキング上位者や大会優勝者を招待するフォーマットと世界25地域で行われるオンライン大会のポイントランキング上位者を招待するフォーマットの2つが予選形式として採用されています。
 日本在住の場合は日本だけでオンライン予選が行われるので、海外遠征をせずにカプコンカップへ出場が可能です。

②プロリーグ

 2026年現在、格ゲーでは唯一トッププレイヤーを集めた公式リーグが存在します。
 名称はストリートファイターリーグ
 1チーム4人編成であり、日本リーグは12チームがリーグに参加しております。
 チーム数は少ないですが、南北アメリカ(7チーム)とアジア・ヨーロッパ(6チーム)にもリーグがあり、それぞれのリーグチャンピオン同士で世界大会も行われます。
 2026年の世界決勝大会の賞金総額は70万ドル、日本リーグの賞金総額は1500万円となっています。
 また、ここ数年の傾向として各リーグのチャンピオンチームメンバーには翌年度に行われるサウジアラビア主催の大型大会『Esports World Cup』への出場権も付与されています。
 さらに、世界決勝大会のチャンピオンチームには翌年度に行われる『カプコンカップ』への出場権が付与されています。

 詳細な大会ルールは以下の記事をご覧下さい

Ⅳ鉄拳8

 前作の鉄拳7は全世界売り上げ1200万本弱を達成したモンスタータイトルです。
 今作も全世界300万本を売り上げています。
 大会名は鉄拳ワールドツアー(TWT)で決勝大会はTWTファイナルです。
 2026年度は不明ですが、2025年度の世界大会では優勝賞金10万ドル、賞金総額30万ドルとなっています。
 2025年度の話ですが、上記の賞金とは別に、公式認定オフライン大会に賞金を提供しており、マスターと呼ばれる10以上の重要大会には6000ドル、チャレンジャーと呼ばれる10以上の大会には2000ドルの賞金提供が行われています。

 鉄拳はオフライン大会のみであり、世界中のコミュニティ大会でポイントを獲得し、ポイント獲得上位者が決勝大会へ進む形式です。
 オフライン大会はの規模によって大会にランクが付けられ、高いランクほど高いポイントが得られます。
 また、参加者が16名以上の認定大会であればポイントが付くため、小規模大会でも出場する価値があります。
 そして、大会参加数に制限はありませんが、ポイント申請できる大会数に上限があるため、コミュニティ大会が少ないエリアが不利になりにくいです。
 日本在住の場合は日本のオフライン大会だけでポイントを集計するカテゴリーがあるので、海外遠征をせずにTWTファイナルに出場できます。

 大会ルールの詳細はこちらをご覧ください。

Ⅴギルティギア・ストライブ

 発売6年目になる作品ですが、EVOの参加者が3年連続2000人を超えており、2026年現在でもアップデートも継続している長寿タイトルとなりました。
 2026年度もEVOで900人台、EVOJで700人台の参加者がおり、いまだに人気が衰えていません。
 大会名はアークワールドツアー(AWT)決勝大会はAWTファイナルとなります。
 2026年度の決勝大会の賞金総額は約15万ドル、優勝賞金は10万ドルです。
 ギルティギアもコミュニティ大会を中心としたオフライン大会が主戦場です。
 オンライン大会もありますが数が少なく、ポイントも低いため、オンライン大会での成績が重視されます。
 公式大会のAWTは開発と販売を行うアークシステムワークが販売、もしくは開発に携わっているゲームタイトルの合同大会であり、開催年度によって大会タイトルに違いがあります。

Ⅵグランブルーファンタジーヴァーサス:ライジング

 シリーズ2作目であり、2023年12月発売の新しいタイトルです。
 シリーズ1作目も2020年2月発売のグランブルーファンタジーヴァーサスであるため、シリーズ単位でも新しいタイトルとなります。
 大会名はグラブルヴァーサスワールドツアー決勝大会はサイゲームスカップとなります。
 優勝賞金は10万ドルです。
 2025年度までは開発元であるアークワールドツアー(AWT)
の1種目として、大会が行われていました。
 グラブルヴァーサスもコミュニティ大会を中心としたオフライン大会が主戦場です。
 オンライン大会もありますが現状では数が少なく、ポイントも低いため、オンライン大会での成績が重視されます。

Ⅶ餓狼伝説 Ctiy of the Wolfes

 26年ぶりに新作が発売された餓狼伝説も世界大会を行う予定です。
 大会名はSNKワールドツアーといい、ザ・キング・オブ・ファイターズ15サムライスピリッツの大会も同時に行われます。
 昨年同様、賞金総額が約250万ドル優勝賞金が150万ドルです。
 これは格闘ゲーム史上最大の賞金額となります
 餓狼伝説CotWもコミュニティ大会を中心としたオフライン大会が主戦場です。
 ただし、他タイトルと異なり、オンライン大会の価値も高く、オンオフ2つのルートで世界決勝大会を目指せます。
 
オンライン大会の情報に関しては、告知が出次第こちらの記事に記載いたします。

Ⅷマーベル闘魂

 今年8月に発売された最も新しい格闘ゲームです。
 大会名はアークワールドツアー(AWT)で決勝大会はAWTファイナルです。
 ギルティギアストライブと同時に公式世界大会が実施されます。
 初年度である今年は世界各地にある4つの大会の上位入賞者と現地最終予選の優勝者8名で世界決勝大会を実施する事が決まりました。
 来年度は世界各地で予選大会を行う形式に拡大されれるかも知れないため、今年度の成功を祈りましょう!

ⅨThe King of Fighters15

 2022年に発売したオールスター格ゲーの元祖となるシリーズです。
 大会名はSNKワールドツアーといい、餓狼伝説 Ctiy of the Wolfesサムライスピリッツの大会も同時に行われます。
 昨年同様、賞金総額が約95万ドル優勝賞金が50万ドルです。
 ザ・キング・オブ・ファイターズ15もコミュニティ大会を中心としたオフライン大会が主戦場です。

Ⅹサムライスピリッツ

 2019年に発売した武器格ゲーの元祖となるシリーズです。
 大会名はSNKワールドツアーといい、餓狼伝説 Ctiy of the WolfesThe King of Fighters15の大会も同時に行われます。
 昨年同様、賞金総額が約38万ドル優勝賞金が25万ドルです。
 The King of Fighters15もコミュニティ大会を中心としたオフライン大会が主戦場です。

Ⅺバーチャファイター5 R.E.V.O

 バーチャファイター5は2006年に発売したタイトルであり、そのマイナーチェンジ版の最新作が2025年に発売しています。
 大会名はバーチャファイターオープンチャンピオンシップ、決勝大会はバーチャファイタースペシャルイベントです。
 決勝大会は大会であると明示されておらず、イベントへの招待という名目です。
 賞金もありません。
 現在の大会は2027年に発売する新作『バーチャファイター クロスロード』の告知を兼ねた大会であると考えられるので、2027年以降期待ができます。

ⅫDEAD OR ALIVE 6 Last Round

 2026年7月時点でDEAD OR ALIVE 6 Last Round Championshipという公式世界大会を実施予定であることがアナウンスがされています。
 名称は不明ですが、続編の製作が決定しており、続編へ向けて盛り上がりができたらとてもうれしいです。

⑬非公式だが権威がある大会

 格ゲーの世界には公式大会とは別に権威のある大会が2つ存在します。

①Evolution Championship Series

 通称EVO、世界最大の選手参加数を誇る合同超大型オープン大会です。
 2002年に有志の手で始まり、最初は数百人規模の大会でした。
 現在ではメイントーナメントだけでなく有志が行うサイドトーナメント、コスプレイベントや同人グッズ販売など格ゲーが好きならプレイヤー以外の方でも楽しめるイベントが数多く開催されます。
 現在では、各公式世界大会の予選大会としても機能しており、EVOの場合は他の大会よりも多くのポイントが獲得出来たり、優勝者が無条件で世界大会に進出できるなど他大会よりも優遇された予選になることが多いです。
 公式大会が小規模or消滅したゲームタイトルだとメイントーナメントが世界一決定とみなされる場合もあります。
 本家はラスベガスで行われる大会
ですが、現在では世界各地でEVOの名前を使った大会が開かれており、日本は2018年から、フランスは2024年から、シンガポールは2027年から実施されています。

②Esports World Cup

 2022年にGamers8という名称で様々なジャンルの競技会がサウジアラビア主催の元行われました。
 2026年の格ゲー部門は昨年同様ストリートファイター6鉄拳8餓狼伝説City of the Wolfsが大会に選出されています。
 大会以外にもフォーラムやゲーム以外のパフォーマンスの見学などもできる総合エンターテイメントです。
 2026年度に関しても3タイトルともに賞金総額が100万ドルであることが確定しました。

⑭まとめ

 格闘ゲームは公式、非公式問わずオフラインでの大会が多いゲームジャンルです。そのため、新型コロナウィルスの流行によってオフライン対戦ができなくなり、大会の中止やオンライン形式を用いての規模の縮小を余儀なくされました。
 事実、2020年と2021年はオンラインでの大会開催or未開催となっています。
 2022年以降はオフライン大会が増加し、オンオフ問わず公式大会が増えています。
 個人的には、格ゲーはオフラインでオープントーナメントをやっているほうが楽しいです。
 選手の立場としてはオンラインの方が楽なのは分かるので、上手く折り合いを付けながらオフライン大会を続けてほしいと思います。

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